Shige's memory
■YASUKUNI JINJA
靖国神社参拝門

一般的には戦没者が祀ってあることで知られている靖国神社。
1869年(明治2年)、明治天皇の思し召しにより建てられました。鎖国、尊皇攘夷、倒幕、開国、大政奉還といったキーワードが飛び交う激乱期、「戊辰戦争」で斃された人達(官軍側)を祀るために創建されたといわれています。また、1853年のアメリカのペリー提督の浦賀来航時から幕末までの15年間の混乱期に国のために尽力し、殉じた人達も合わせ祀ってあります。
そして、明治10年の西南戦争以後は、外国との戦争で日本国を護るため、斃した人達を祀ることになった神社とのことです。
初めの頃は「東京招魂社」と言われていたそうですが、明治12年に靖国神社と改称されました。

現在は、2,466,000余り祀られているそうです。
明治維新、西南戦争、日清戦争、日露戦争、第一次・第二次世界大戦など、中でも大東亜戦争(第二次世界大戦)の神戦没が大半で2,133,000を数えています。
現在の靖国神社参拝問題については、根深い議論がありますが、キーワードは「英霊」といったところでしょうか…。

桜を象ったポール

神社を出口に向かい歩いていくと、大村益次郎の銅像や記念碑などが多く祀られていますが、面白いものを見つけたので紹介します。
出入り口に(車が自由に入り込めないように)ポールが何本か設置されていますが、その天辺が写真のごとく「桜」の形なのです。
日本人にとって花は桜、桜は散る、散り惜しみをしないではらはら散る潔さは、やがて「花は桜木、人は武士」と武士の象徴に、さらには神風特攻隊へと引き継がれていきました。と言われていますが、こういったことに何か関連があるのでしょうか?

また、東京の開花宣言は、靖国神社の観測樹の開花で行われるそうです。「靖国神社の桜が東京の桜の開花日の平均値というわけでもないのになぜ東京の代表なのかよくわからない」と言われる人もいますが、いづれにしても「桜=戦没」とは何らかの意味において関連があるのでしょう…。