■豫園 (よえん:ユーユェン)

上海の代表的な観光地である「豫園」。
元は四川省の役人の私物で、1559年から実に18年を費やし完成されたという面積2万uの中国式庭園で、歴史深い数々の名建築はもちろん、宋代の皇帝が収集したという名石も見ものである。 さらに、庭園を取り巻くショッピングエリア「豫園商城」は、明から清代にかけて建造された朱色の建物がひしめき合い、その賑わいと活気はまさに中国を満喫できる エリアと言っても過言ではないだろう。日本とは比較にならない程のリーズナブルな雑貨を買い歩くもよし…。
おすすめは気軽に作れる印鑑。好みの石を選ぶとその場であっという間に作ってくれる。言葉は通じなくても希望の字を紙に書けばよいので気も楽だ。とにかくお値打ちなので、記念にお遊びでいくつか作っても良いだろう。

小腹が空いたら、湯気の立つ屋台で点心を頬張るのも楽しいものだ。
飲茶流行りの日本でも見かけないような 現地ならではの点心にチャレンジしてみると楽しい。ただし、衛生面の点から、できるだけ多くの人が集まっているお店を選ぶようにしたい。もちろん、「間違いないっ!」食事をいただける店もたくさんある。中には元 米大統領のクリントン大統領夫妻や各国の要人などをもてなしている名店もある。
また、ちょっとひと休み・・・という時にはやはり中国茶。いろいろな茶館があるが、ここでは豫園入口にそびえる「湖心亭」で一服したい。たくさん種類があるが日 本人にもなじみのある鉄観音やプーアール茶もあるのでレトロな雰囲気の中でゆっくりいただける。