■時空を超える意匠の旅

LOUIS VUITTON展(〜05年3月21日 六本木森アーツセンターギャラリで開催中)。
shigeworldのリレーショナーがこの企画の中心人物。世界を代表する建築家 安藤忠雄氏のコーディネートによる時空の演出はさすがに見事。時間を忘れてしまう程スマートな空間を創出している。
また、東京大学の三浦助教授による、フランスと日本の家紋との関係などのモノグラム検証も興味深い。ヴィトンの歴史(1854年創業)といえば、スイス国境近くのジュラ山脈の麓から初代ルイ・ヴィトン<マルティエ(トランク職人)>が2年もの旅をしながら旅費を調達しパリにたどり着いたことから始まるともいわれています。馬車は幌付の自動車へと進化しました。
当時の自動車にはトランクがなくルイ・ヴィトン氏が考案した自動車用のトランクが現在の原型ともいわれています。展示会場では、こういったヴィトンの歴史が真お洒落に演出されています。
一般公開前のプレカクテルパーティーには、村上隆氏による次策デザインのバルーンなども会場を煌びやかに彩っていました。