「天下第一の桜(天下一の桜絵巻)」として知られる長野県高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラ。花は小さめだが、赤色の濃いのが特徴で、1500本の桜は長野県の天然記念物に指定されています。
高遠城について…
武田信玄が伊奈攻略の拠点として築いたといわれています。
一時、武田勝頼が城主として入城した経緯もあって、勝頼の母(湖衣姫)のお墓が城下の建福寺にあります。1572年(天正10年)、織田信長が武田勝頼を攻めたとき、高遠城は勝頼の弟である仁科五郎盛信が3千の兵で抗戦。一方攻める織田軍は5万。3月1日に突入戦がとなり落城。仁科五郎盛信は切腹。しかし、この戦いで織田方の死者、2千7百余りに対し、城方2千5百余。壮絶な戦闘であったといわれています。