USA Tour Guide Galley
Guide10:
フロリダ〜キーウエスト〜バハマ

マイアミから小型飛行機に乗り継いでキーウエストヘ。所要時間は50分。キーウエスト空港は名の知れた観光地の割りにとても小さい空港で人も少ない。空港でレンタカーを借りる。セブンマイルブリッジを渡るためだけにここに来たため観光はせず、途中激しいスコールに遭いながらも憧れのブリッジを渡る。真っ青な海の上を走るような感覚さえする。2時間半弱でマイアミに到着。空港にレンタカーを返し、レンタカー会社のシャトルにてピアヘ。

セブンマイルブリッジ

ソベリアンオブザシー「ロイヤルカリビアンクルーズ」に参加。クルーズ船「ソベリアンオブザシー」号の乗船手続きを。
受付には日本人スタッフもいた。7万トンというからかなり大きい。ユニットシャワールームとデスク、クローゼットがあり、もちろん海の見える丸窓があるが、少し狭い感じ。

システムを紹介チェックインから2時間後、いよいよ出港!簡単にシステムを紹介。
まず料金などについて。基本的に日本と一緒で食事代などは含まれており、それ以外の飲食代や買物代はクルーズ専用のIDカードで支払い、最終日に船内で清算する。他に旅の間を通して食事などファミリーごとに2人のお世話係が決まっているので、チップが現金で必要。彼らには滞在分をまとめて封筒に入れて下船の前夜に渡すように指示がある。バハマ人のウェルシュとロシア人のユージンが担当となる。

バハマ人のウェルシュとロシア人のユージン

次にクルーズ中のイベントについて。まず毎日船内新聞が配られ、その日の行程から食事のドレスコードまで説明がある。また小さな子供連れには嬉しいシステムも。1日2〜3時間ほどキッズルームで専門のスタッフが子供をみてくれる。また追加料金で延長出来るというもので、内容も非常に楽しく工夫されており、専用の新聞も配られる。親には万が一に備えポケベルが持たされ、大人のみでゆっくりとイベントを楽しむことが出来るという心使いである。

船内新聞イベント

船内は充分な設備が整っていて、そのうえ飽きないようにダンスショー、コメディショー、ビンゴゲーム、カジノとベガスのホテルなみである。デッキにはプールもあるので気候も手伝って贅沢な時間を満喫できる。

ダンスショープール

ストローマーケットナッソー到着出港の翌日はナッソー到着。海上で国境を超えるため船内で手続きが行われる。港には何隻もの豪華客船が停泊。カリビアン音楽を演奏していて沢山の観光客で賑わっている。約7時間の滞在ということでレンタカーでナッソー散策。観光地といってもちょっと外れると危ない感じもする。ダウンタウンにあるストローマーケットでは、藁で編んだかわいい民芸品を沢山のバハマ人女性が売っていて、最初の値段はなんだったのかと思うほどまけてくれるので楽しい。

その日の夕方、キャプテンカクテルパーティーとフォーマルディナーが開かれる。大人も子供もけっこうドレスアップ。ディナー後、アメリカらしくプロカメラマンによる記念撮影がある。(できた写真を買うかどうかは自由だが、大抵は買う)要所要所にこうした撮影サービスがある。

3日目(最終日)、ココケイ島着。といっても近くに停泊し、ボートに乗って島まで行く。4時間ビーチでくつろいで客船へ。

ココケイ島ココケイ島

ウェイターの合唱ファイナルディナー。このときチップを渡す。料理長がテーブルをまわり出して、チップに迷うが、結局渡した。食事中突然ウェイターが各国の国旗を持って合唱のサービスもファイナルならではか・・・。食後、追加の清算やクルーズ中の写真の販売などがある。

マイアミに戻り、レンタカーにてマイアミを散策。マイアミ水族館へ。けっこう古めなうえ、湿度が高くて信じられないほどの蚊の攻撃を受けて日本を思い出す。ダウンタウンでは高層マンションがマイアミらしい。昔のテレビドラマ「ワンパクフリッパー」の撮影ロケ地としても有名。

マイアミマイアミ水族館

アトランティス02午後の便でナッソーヘ。空港は様々な客引きが多くてちょっと恐い気もした。タクシーで30分、パラダイスアイランドのホテル「アトランティス」に到着。このホテルは特筆すべき素敵なホテルだった。
レベル別に3棟からなっていてやたら大きく広い。特に最近出来た高級なロイヤルタワーは豪華。レストラン、カフェも豊富で味もよくショップには洒落た土産物が並ぶ。大きなカジノも併設されていて敷地内でいかに楽しませるかがよく考えられている。
ここのホテルで一番感動したのはアトランティスをテーマにした造りそのものだった。近くに本物のビーチがあるにも関わらず、超巨大プールは海水で魚が泳ぎ、プールサイドは砂浜で海そのもの。そこにホテルがまさにアトランティスのように建っている。貸し出す遊具も通常海にあるようなものでちなみにレンタル代は高い。アトラクションも、例えば鮫の泳ぐ巨大水槽の中に通った水の流れる透明のトンネルを浮輪に乗ってスライダー、などという考えられないものだ。とにかく行ってみる価値大のホテル。

受付アトランティス01鮫の泳ぐ巨大水槽

2つのツアーに参加。一つはダイビングツアー。もう一つはホテルのツアーデスク(多くのツアーがある)で申し込んだ無人島までセイリングツアー。
◆ダイビングについて。ダイビングショップダイビング
日本人スタッフが数人いて体験ダイビングをさせてくれる。まずホテルのプールで簡単な説明と実施練習をしてから海へ。今回は映画「007」の撮影でも使われた沈船スポット、ジェームズボンドレックヘ。感想はタンクがとっても重かったことと、海面すぐ下のあたりの波?流れが凄かったこと。透明度は高くてよかったが、沈船の中を通ったりするのははっきり言って気味が悪かった。途中、あまりの静かさに、「海の中なんだ・・・」という思いで急に不安と恐怖に襲われてしまいけっこうパニックしてしまったが、やっぱりインストラクターって凄い・・・。手を握って、目を見て落ちつかせてくれると不思議と安心してしまった。

◆セイリングツアーについて。
ボートでローズ島という無人島までセイリングするツアー。現地人の船長のコビーとヘルプの人が二人、セイリング中食事や飲物など大変こまやかなお世話をしてくれる。飲物はラムパンチというアルコールやジュース、食事はリブの照焼き風BBQで、サラダやパンに果物。質素なのだがこれが非常に美味しくて今でも忘れられないほど。
参加者は紳士淑女な白人老夫婦グループ、カップルなど。船長と話す老夫婦グループ以外は思い思いに過ごしていた。ローズ島付近に着くとシュノーケルを用意してくれ、暫く楽しませてくれる。透明度が非常に高く、その後小さなボートで島まで運んでくれるが、セイリング自体を楽しむツアーなのでか、ゆっくりできるかと思っていたら滞在時間は無かった。海の美しさと、親切で素朴なサービスに満足したツアーだった。

食事はリブの照焼き風BBQでボートでローズ島

★キーウエスト特集★Sloppy Joe's Bar
セブンマイルズブリッジを走り、キーウエストへ向かう道中はまるで夢を見てるようである。キーウエストはヘミングウェイが晩年過ごした地。マイアミからは約3時間。シカゴではヘミングウェイの生誕の地を訪れ、ここキーウエストでは彼が過ごした家に立ち寄った。また、彼がこよなく愛したバー「Sloppy Joe's Bar」ではミュージックを楽しんだ。

キーウエスト全体は、狭く限られた土地ではあるが米国最南端の地であり、言葉ではうまく表現出来ないが、何か本能的にここで「晩年を過ごしてみたい」という衝動に駆られた。
ホテルもいくつかあるが、推薦はホテル「Pier House」。スパの充実度はもとより、そこで働くメンバーが大変魅力的。ポーターのジャックもナイスガイ。また、レストランは1度訪れると次回からは名前で呼んでくれる。行き届いたカスタマーサービスだ。ホテルのバルコニーではトロピカルカクテルを楽しみながら「真っ赤に燃える夕陽」を満喫出来る。

米国最南端の地Pier House

ヘミングウェイの家は、博物館として公開されている。1850年代に建てられたそうで、スペイン・コロニアル調建築とのこと。家の中の家具や書斎に置かれた文具器などは当時のままとのこと。そして、ヘミングウェイが愛した有名な猫達が観光客を出迎えてくれる。

ヘミングウェイの家家の中の家具や書斎に置かれた文具器家の中の家具や書斎に置かれた文具器
back next USA Tour Guide-top

全作品画像に関して、再配布・再販・ホームページ素材としての無断使用などを含め、許可なく使用する事はご遠慮下さい。